今さら2011年の懐古 ドリボ

昨日、今日と帝国劇場でドリボを見てきました。
実に2012年以来7年ぶりのドリボ観劇となります。
私の中で最高なメンツのドリボは2011年の勝運ドリボ。
そのときのメモ程度の感想日記が出てきたのでここに記します。


以下8年前の日記。


見てきました。
ちょっとまたKAT-TUNに夢中になろうかなと思ってしまった(笑)
宝塚に少し興味を持った←



まず帝国劇場まで行くのに、日比谷駅で迷った!
スマホ持っててよかったと思った瞬間(笑)
やっぱり私は田舎者です。

そのあと開場まで10分くらい待って、そして中へ。
グッズ売り場に。
久しぶりに亀のポスター買ってしまった。
アパートだから簡単に貼れないのが難点。

そして席に座って、痛い腰をやっと休めることができた。
思ってたよりも近くてびっくり。
そしてそのまま30分くらいたって、6時開演。

ストーリーは書くときりがないので、私が心に強く残ったとこだけ(笑)
でも文才がないのでまとめられない泣
今日のことを忘れないように自分のためのメモってかんじなので読まなくて大丈夫です。
かなり長いです。












第一幕
最初は亀、聖、中丸が白い衣装で登場。
その後亀は赤、聖が青、中丸が黄色の衣装にチェンジ。
中丸は黄色じゃない色がいいとか言ってて、じゃあ茶色だといわれてた(笑)
中丸が聖に中国語しゃべってって言って、適当に中国語っぽくしゃべる聖がおもしろかった(笑)
その間、亀は彼らの会話には参加せず、ひとり立ってる。
この時に亀のアヒル口が炸裂してて、私は軽く死亡(笑)
てか、アヒル口が肉眼でみれるとかやべぇ!

そのあと映画の主役は亀ってときにフライング。
キラッキラなローブで金粉をまき散らしてとんでおられた。
絶対Jrの子たちに降り注いでいる(笑)
聖が登場してから、なぜか聖にばかり目が行った。
かっこいいんだよね聖。
劇中のセリフのひとつひとつが一際目立ってた。
亀ちゃんと樹くんたちの公園のシーンはアドリブ絶好調だった(笑)
一緒に出てた2人のちっちゃいJrの子たちに年齢聞いてびっくりしてたり、お前らも妖怪か!?っていうくだりだったり。
このことがほかの人に知れたらこの町にいられなくなってしまうとか、ベラとベロに怒られるとか言ってた(笑)
樹くんの俺の兄貴は「命はねーからな」って言ってるような輩だぜというところはやっぱり笑った。
樹くんと聖は実の兄弟だから、見てるこっちもなんか余計に感情が伝わってくるっていうか、リアルが感じられた。

試合のシーンはさらに進化していたけど、途中のスローモーションになるところは心の中でうけた(笑)
映画とかなら全然いいんだけど、わざとスローモーションを演技してるのがシュールで・・。
はい、ごめんなさい。

このあとサーカスのシーン。
ロスマイのあのエロい指揮者にはやられた!
最初のドドドドっのところでもうすでに私は撃ち抜かれてましたが(笑)
この曲が今回の楽しみの一つだったしなー。期待は裏切られませんでした。
そして、ニュースにもなっていた中国雑技団仕込みのやつ。
めっちゃつらいらしく、そのシーンにきたら亀がんばれ!ってずっと祈ってた。
最後音楽が一切なくなるところで、亀の力を入れる声だけが会場に響いてた。マジなんだって強く実感。
そこで本当に亀梨和也が大好きになったていうか、人として尊敬した。
亀の仕事に取り組む姿勢に感動した。

亀が中丸をかばってとらえられたあと、全部引き受けてやるよ!!って舞台下に飛び込むところかっこよかった。


第2幕
亀がひたすら逃げるんだが、映像効果がすごかった。
現代アートな感じ。
そして亀のソロ曲ヤバい!
かっこよい////
このあとは正直亀たちを見るっていうより、ストーリーにのめりこんでしまった。
聖の病室のシーン。
樹くんと聖の二人の会話から少しジーンときて、そのあとの中丸と聖が二人で「愛しているから」を歌うシーンで涙さんがポロリ。
あれはヤバいよ。そのまま聖死んじゃうし。
そして天国のところ。
落ちてきた亀を少し受け止めた聖。
ちょっとよかった←
でも芝居にも感動。
斜め前のひととかありえないくらいここで泣いてた(笑)
そのあと、亀と母親であるマダムのシーン。
ここも泣けた。
亀演技うまいなー。

そして和解シーンからラスト。
ここの聖のセリフ「樹を見たら俺のことも思い出してくれよな」ってのに必ず泣かされる。
ラストは全員でまた白の衣装。
盛大にフィナーレ。
Next Dreamの絆の歌詞の部分とか、亀だけがオブリガートとしてオリジナルの絆を歌ってるところとか好きです。
鳳蘭さんの歌ってるところも(笑)
亀聖中丸はここでも3人フライング。
確かに中丸だけ吊るされてるってかんじだった(笑)
一人だけぎこちない(笑)
亀の挑戦者。
この曲好きやわ。
心を打たれる。

Show Time
聖のダンス。
中丸ソロ。
そして聖中丸のONE ON ONE。
この曲かなり好き!!
で、2個目の楽しみ亀ソロ1582。
記録魂の1582を凝縮した感じでよかった。
あの亀は破壊力抜群だ!
そのあと3人でRUN FOR YOUとMC。
中丸の入口出口田口でーす!
中丸よくがんばった!!!
そのあと真琴つばささんと鳳蘭さんのアンダルシア。
かっこよすぎるやろ二人とも。
ここで宝塚のよさが初めてわかった。
もう一回いうけどかっこいい!
ラスト3人で歌い、終わり。
そのあとカーテンコールでスタンディングオベーション
心からの拍手だった。
ほんとうにすごかった。




KAT-TUNに会いに行くたびにおこる現象、今回も発生。
聖が大好きになる。


このあといろんな人のレポ見て、さらにいろいろ思い出して余韻に浸ります(笑)
そして過去のドリボのDVDみますわ。

「堂本剛」ファンによる奈良での観光の事例

はじめまして。とりと申します。以前twitterで「堂本剛」関連の観光についてアンケート調査をさせていただいた者です。

先に一言・・・

結果報告が遅くなり本当に申し訳ありませんでした!!!!

授業での発表、レポート提出も終わり、無事に単位を得ることができました!本当にありがとうございました。回答してくださった皆様のおかげです。つたない結果報告ではありますが、フィードバックをさせていただきたいと思います。

少し長いですがお付き合いくださいませ。

 

 

―はじめに

 私は大学で文化地理学を学んでいるのですが、授業で好きなテーマを設定してそれについて研究、発表してくださいと言われたので、自分の趣味に走ってみました。まず、最近自分の中でアツいテーマが「コンテンツツーリズム」です。なにかしらのコンテンツを活用した観光や旅行のことです。わかりやすい例を言うとアニメの聖地巡礼。アニメ中で描かれた場所を実際に訪れる、主に若い男性が中心の観光様式です。その他にもドラマや映画の舞台になった場所を訪れること、古くさかのぼると歌枕を訪れるという観光もコンテンツツーリズムといえます。

 コンテンツツーリズムの定義としては、2005年国土交通省総合政策局、経済産業省商務情報政策局、文化庁文化部から「映像等コンテンツの制作・活用による地域振興のあり方に関する調査」において「コンテンツツーリズムの根幹は、地域に「コンテンツを通して醸成された地域固有の雰囲気・イメージ」としての「物語性」「テーマ性」を付加し、その物語性を観光資源として活用することである」とされています。

 近年、このコンテンツツーリズムが増加傾向にあります。コンテンツの幅が広がっていること、情報通信技術の発展により、個人が情報の受信/発信をしやすくなったこと、団体旅行ではなく個人旅行が主流になり個人の趣味に合わせた旅行がしやすくなったことが要因としてあげられます。

 そんな激アツテーマなコンテンツツーリズム。このテーマのアツい理由は自分の好きなものを研究できるということです!そこで私は「堂本剛」という大天使をコンテンツとした観光行動について調べることにしました。

 

 

さて、ここからは実際に私が先生に提出した論文と発表で使ったグラフを合わせたものをご覧ください。(新たに文章作るのがめんど(ry)

 

 

1. 堂本剛とそのファンの観光行動

 ジャニーズ事務所所属デュオ「KinKi Kids」の堂本剛。彼の出身地である奈良県ではファンによる聖地巡礼型の観光がしばしば行われている。ソロでの活動では奈良でのライブがよく開催されており、薬師寺や飛鳥石舞台古墳でのライブの他、2012年には特設会場を奈良市内に建設し、約2ヶ月間のライブも行った。奈良市は彼を観光特別大使に任命している。この観光行動にはどのような特徴がみられるのかを、アンケート調査をもとに明らかにする。

 

2. アイドル聖地巡礼

 そもそもアイドルにおいての聖地巡礼とはどのようなものを指すのだろうか。村木(2012)によると、アイドル聖地巡礼は「出演番組やMVのロケ地、アイドルの出身地などのアイドルゆかりの地を巡ること」と定義している。またライブ会場に赴くこともアイドル聖地巡礼の一つとしている。芸能人の中でもアイドル活動を行っている人々は特に活動が多岐に渡るため、ゆかりの地というのも必然的に多くなる。

 また、コンテンツツーリズムの定義にあてはめると、地域に付加される「物語性」「テーマ性」というのはアイドルとの空間の共有であり、ライブ時に関してはそれに時間の共有も加わると考えられる。

 アイドル聖地巡礼の「アイドル」に堂本剛を当てはめてみると、出演番組のロケ地、MV(ミュージックビデオ)のロケ地、アイドルの出身地、ライブ会場のすべてに奈良県が当てはめることができる。それゆえ堂本剛ファンにとって奈良という場所は聖地の中の聖地であり、堂本剛と時空を共有できる場所であると言える。

 

3. 堂本剛ファンへのアンケート調査

 堂本剛のファンに対しインターネット上でアンケート調査を行った。コンテンツツーリズムにおいて有効な手段の一つと思われるSNS(Twitter)でそのリンクを様々な人に共有してもらうことで回答を得た。

(1)回答者数と回答者層 

2015年7月2日から同年7月15日までの間に合計340名からの回答があり、男性アイドルファンであるためそのうち336名が女性であった。年齢層は20代が125名と最も多く、次に30代85名、40代59名、50代39名、10代以下22名、60代以上10名と続く。40代以上、そして全体の3%とはいえ60代以上の回答があったことも驚きである。ファン層の厚さがうかがえる。全体のうち約83%が堂本剛きっかけで奈良訪問の経験があると回答している。

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(2)情報源

 このグラフは奈良訪問の際に利用された情報源である。複数回答可の結果ではあるが、最も利用されたものがテレビ番組であった。その次に雑誌、SNS、インターネットサイトと続く。SNSやインターネットサイトといったものよりもテレビ番組や雑誌が上位になるのは、コンテンツそのものがタレントとしてテレビや雑誌で最も取り上げられているからだと言える。

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(3)旅行形態

 旅行日数は1泊、日帰りがそれぞれ40%、39%と多い。しかし、中には2泊、3泊と連泊する割合も全体の21%を占めている。また、同行者については、最も多いのがファン友達との旅行で、全体の40%を占めている。その次にひとりでの旅行と続く。

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(4)訪問地

 主な訪問地であげられたのは、まず奈良の寺社仏閣である。この中でも観光地であるのが東大寺興福寺春日大社薬師寺といった場所で、さらに堂本剛関連となると彼が通った幼稚園のある西大寺、MV撮影が行われた天河神社があげられた。

 つぎに、ならまちを回答する人が多く見られた。ならまちとは元興寺の旧境内を中心とした地区で、宿場町や商業の中心として栄えた街だ。奈良市の都市景観形成地区に指定されており、現在も江戸末期から残る町屋が見られる。1980年代から若者によってまちづくりが行われるようになり、町屋を生かしたカフェや雑貨などの店といった若い女性に人気のある店が多い。

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                        (国土地理院地図より筆者作成)

 

(5)満足度

 奈良を訪問したほぼ全員が奈良を楽しむことができた、また行きたいと回答しており、満足度の高さがうかがえる。また約9割が奈良において「堂本剛」を感じることができたと答えている。

 

4. 堂本剛ファンによる聖地巡礼の特性

 まずは、男性アイドルのファンであるがゆえにそのほとんどが女性であることから、女性ならではの観光行動が見えてくる。ひとりよりも、感情を共有できるファンの友達と観光を行うことカフェや雑貨店、菓子店といった店を中心に巡るといったことである。また、カフェなどというのはバラエティ番組のロケ地になりやすく、ならまちで人気のカフェはもちろん番組内で堂本剛が訪れている。

 次に、日帰りよりも1泊以上滞在する割合のほうが高いということである。これは、奈良でライブが行われた際に、同時に聖地巡礼も行うためではないかと考えられる。ライブは通常夜に公演があるため、遠方から訪れるファンは日帰りすることができず宿泊を伴う観光になるからである。

 さらに、堂本剛自身が、観光特別大使ということもあり、奈良について発信することが多々ある。その多くがテレビ番組の中で語られるために、バラエティ番組のロケに加え、テレビが聖地巡礼を行う際の主な情報源になることにつながっている。

 また、奈良という都市は従来からの観光地であり、世界遺産登録されている古都という点も、聖地巡礼に影響しているものと思われる。従来の観光と聖地巡礼を組み合わせた観光が行われており、それぞれが相互作用して堂本剛ファンによる観光が生まれていると考えられる。そして、コンテンツのみならず「奈良」そのものへの愛着が生まれ、複数回の訪問や、奈良県内の様々な場所への訪問につながり、聖地巡礼を越えた観光行動を生み出している。

 

 

ー終わりに

 論文は以上となります。フィードバックとしてとても拙い内容になってしまい期待にそえていない点については申し訳ありません。ですが、皆さんから寄せられた回答はしっかり読ませていただきました。そして剛くんへの愛はもちろんのこと、奈良そのものへの愛や、奈良での観光に対する熱量を強く感じました。奈良という場所を訪れることで、ファンである私たちと剛くんの世界のつながりを感じられる。聖地巡礼型観光においての聖地というのは、コンテンツと自分の接点だと考えていて、それゆえ熱量が半端ない。私はこういった熱量というのが観光を大きく動かしていくのではないかと期待しております。

 

 

【参考文献】

筒井隆志(2013):コンテンツツーリズムの新たな方向性~地域活性化の手法として~.経済のプリズム,110,10-24

増渕敏之(2007):コンテンツツーリズムとその現状.地域イノベーション,1,33-40

岡本健(2012):コンテンツツーリズム研究の枠組みと可能性.CATS叢書,7,11-40

村木伊織(2012):アイドルコンテンツをきっかけとしたツーリズムに関する一考察.北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院院生論集,8,82-87.